大学と専門学校の併願は可能!但し注意点も…損をしない進学

大学受験・編入

もし大学受験に失敗したら…と考えた時、専門学校への進路を残しておきたい、と考える人も多いかもしれません。
中には浪人をする、という選択肢を持つ人もたくさんいますが、仮に1年もう一度受験勉強をしても、結果が出る保証がないのが大学受験の怖いところです。

今回は専門学校と大学の両方に通ったことがある経験から、大学と専門学校の併願について解説致します。

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併願出来る専門学校は多い

専門学校は、上位大学のように専願や単願、第一志望で応募してくる学生で枠がパンパンになる、といったことは通常起こりにくいです。

特に、近年は大学への進学率の高まりもあり、大学を諦めて専門学校へ行く学生を取り込めるよう、併願を行える仕組みを導入している学校が多々見られます。

専門職関係の学校は出来ない場合も

例えば、理容師関係の専門学校など、そもそも大学受験→専門学校のルートとして考えにくいタイプの専門学校ですと、大学受験組を取り込むような学生数に枠を設定していない場合も多く、併願機能がなかったり、早期に枠を締め切ってしまう場合があります。

枠があるのは一般ビジネス系

逆に、法律関係や経理関係、英語や公務員等のビジネス関連は大学受験組でも志すことが多い職業ですので、専門学校もそれを見越して枠を設定しており、併願を可能とする学校が多い傾向にあります。

また、こういった学校は、大学受験を諦めた学生の心情に関しても理解しており、面接でもある程度まともなことを喋っていれば落とされる、ということもほとんどありません。
見られるのは人柄面で学校生活にしっかり馴染めるか、問題行動を起こさないか、くらいです。
例外的に、人気のある専門学校もありますが、偏差値という基準がない以上、代替出来る専門学校はたくさんあります。
あまり心配しすぎないようにしましょう。

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併願には注意事項も多い

スケジュール問題に注意

先述の通り、併願可能な専門学校は多数ありますが、その一方で、スケジュール関係は気をつけて管理しなければなりません。

一般受験のスケジュールによっては、専門学校の併願可能期間と合わない場合があったり、学校選択で後悔することがあります。

受験出来る大学の幅が狭まる可能性

大学受験は基本的に数ヶ月単位で行う為、複数校受験する場合、大学同士のスケジュールが開いてしまう場合があります。

専門学校側では、併願する場合には入学するかどうかの返答に期限を付けて入学許可を出す場合も多い為、1つの大学のスケジュールに間に合ったとしても、もう1つの大学や後期日程の受験スケジュールに間に合わない可能性が出てきます。

専門学校のスケジュールに気を取られて大学受験が出来ない、となれば元も子もありません。

専門学校を考える時間がなくなる

受験に落ちるまでは、あくまでも皆さんの前提条件は大学に行くことだと思います。

大学に関しては、偏差値や立地基準で選んでしまうことも多いですが、専門学校は完全に中で行うカリキュラムで選ぶことが大半です。

大学受験に集中していると、どうしても専門学校の中身を精査する時間がなくなってしまいます。
先に併願を済ませたものの、後から調べたらあまりいい専門学校ではなく後悔した、ということもあります。

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お得且つ後悔しない併願の方法

専門は併願に拘らなくても後から入学が出来る

この記事を読んでいる方の大半は、あくまでも専門学校の併願ということを前提に読んでいる方も多いかもしれません。

しかし、大学受験組を取り込むことを考える専門学校は、実は大学受験のスケジュールが完全完了した3月末まで出願の受付を行っている専門学校が大半なのです。

つまり、併願に拘らなくても、大学受験に失敗し、後期日程や追加募集が終わってから専門学校に行くことを考慮してもスケジュールとしては問題ないのです。

入学金の事前納入をしない為お得

大学受験を諦め、専門学校に行くことを決めてから入学手続きを行う、という都合上、同時進行でスケジュールが被ることもなく、入学金を事前納入する必要がありません
進学時にはとても多くの学費が必要になります。
中には奨学金を借りて進学する方もいらっしゃるかもしれません。

少しでも負担を減らしながら受験を乗り越えることが大切です。

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専門学校の事前精査は必ずしよう

専門学校の探し方

とはいえ、大学受験が終わってからさぁ専門学校を選ぼう、と思ってもそこまで時間があるわけではありません。
その頃には、恐らく時期的には2月末〜3月末にも近い時期でしょう。

もし現状、少しでも専門学校に行くことも同時に考えているのであれば、資料だけは今の段階から持っておきましょう。
ほとんどの専門学校の資料は、スタディサプリ無料で請求出来ますので、興味のある専門学校をピックアップし、読む読まないは別にして、何校分かを所持しておけば、受験の息抜きの際などに読むことが出来たり、受験スケジュール後期になっても焦らずに手続きを進めることが出来ます。

また、受験スケジュールはスタディサプリへの掲載もありますし、資料の中にも詳細なスケジュールが記載されていますので、事前に受験終了後何日までに出願したら間に合うのか、予定を立てておくことも可能です。
是非活用して下さい。

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大学に編入するルートも開ける

冒頭で、大学と専門学校の両方を卒業している話をしましたが、私自身、大学受験に失敗し、泣く泣く専門学校に行った者の、そこから這い上がって上位大学へ3年次編入をした、という経験があります。

進学さえしたら、案外どうにでもなります。
大学編入サポートをしている専門学校も数多くあります。
私自身、大学受験の勉強をしていた頃よりも、同じように大学編入を目指す学生達と一緒にひたすらに勉強していた時の方が格段に学力も伸びました。

こういったルートもあるので、是非参考にして見て下さい。
私自身の体験談の詳細に関しても記載しております。

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