高卒認定といえば、高校を卒業していない人達にも門戸を開けようとする為に作られた試験です。
簡潔に言えば高校卒業程度の学力があることを示す為の試験ですが、この試験の難易度や概要がいまいちわからず、予備校に通った方が良いのではないか、と考える方もいらっしゃいます。
私自身高卒認定を取得して大学へ進学していますが、まず結論から言うと、高卒認定の為に予備校に通うのはオススメしません。
非常に言葉は悪いですが、高卒認定は
「頭が良くなくても独学で合格出来る試験」です。
この根拠について、列挙した上で合格の為に必要なことを書き記していきますので、ご参照下さい。
本記事と関連記事を参照の上、勉強を進めて頂ければ間違いなく合格可能です。
何故予備校に行く必要がないのか
予備校の特性と高卒認定の特性を掴んだ上で、どのように進めていくと良いのか、解説して行きます。
予備校は勉強を持続させる場所
予備校は、過去の受験者達から膨大なデータを用いて勉強の要点を絞った勉強が出来る、ということが大きな魅力です。
間違えやすい場所、過去にどんな問題が出たか、どこで過去の受験生が躓いていたのか、というデータを全て持っています。
しかしながら、それ以上に「勉強を長期的に持続させる」という大きな役割を担っています。
高額な授業料を払っていることによる拘束力もありますが、同じ境遇の人たちが集まり、競争や比較になることも多い為、予備校生本人の集中力ややる気のアップに大きく役立てることが出来ます。
高卒認定では予備校の特性が役立ちにくい
もちろん予備校のメリットは本当に大きいです。
しかしながら、高卒認定の出題や合格判定の特性を考えると、予備校のメリットが出にくいです。
出題範囲が既に絞られている
高校卒業程度の学力があることを示すのが高卒認定試験ですが、出題範囲は全て高校1年生迄の範囲、それも初歩レベル、英語に至っては中学レベル履修程度の実力さえあれば突破は可能です。
勉強範囲が最初から絞られているので、予備校のような膨大なデータは必要がありません。
合格点の低さ、出題方法も要因
また、ただでさえ出題範囲が絞られているにも関わらず、合格点は約40点〜高くても50点程度です。
出題方法は4択問題で統一されています。
マグレのみで突破するのは難しいにしても、単純計算で勘で塗りつぶして行ったとして25点、運が悪くても数点は確実に確保出来るでしょう。
曖昧勉強が鍵になる
高卒認定が4択問題であることは先程お話致しましたが、その4択の選択肢に関しても、大学受験のような際どい選択肢は比較的少なかったりします。
例えば、世界史において、ヨーロッパの問題で中国の偉人の名前が選択肢に出てくる、といったこともあります。
突拍子もない選択肢があるので、なんとなく読んだことあるかな?程度の勉強方法でも、答えにたどり着くことができます。
すなわち、浅く広く、ザッとでいいので、全てに触れて曖昧に記憶していくことが大事になります。
短期集中が吉
以上のことから、高卒認定は、曖昧勉強が必要であることから、数ヶ月の短期間で集中して参考書等を読み切って記憶が薄れないうちに試験に挑む、という攻略方法が最も効果的です。
もちろん予備校で長期間使って勉強をしていくのも良いのですが、高卒認定はそこまで時間や資金的なコストを使って受ける試験ではない、ということは覚えておきましょう。
高卒認定は門戸を広げる為の試験
高卒認定は決して人をふるい落とす為の試験ではありません。
様々な理由から進学が困難な人に向けて門戸を広げる為に作った試験です。
ゴールは高卒認定ではない
あなた自身が、高卒認定取得だけを目的にしているのであればともかく、進学や就職に向けてどうしても取りたい、という気持ちがあって受ける方も多いと思います。
進学にしても就職にしても、対策の為の時間やお金が高卒認定以上にかかるかと思います。
それを高卒認定に割いてしまうのは非常にもったいないことです。
高卒認定はあくまでもスタート地点にしかなりえません。
ササッと取ってしまい、夢の為に時間を使って行きましょう。
短期集中:具体的な勉強方法
高卒認定において重要なことは
・短期間で
・低コストで
・無駄なく
・簡単に
この4点全てを満たすことです。
私自身、「すぐに合格する」ということだけを重点的に考え、高卒認定の勉強は2〜3ヶ月程度で終わらせてすぐに大学受験の勉強に取り掛かっていました。
上記条件全てを満たせるよう、下記記事にて実際に行った勉強方法を解説しております。
よろしければ参考にして見て下さいね。