高校中退後の後悔しない進路は?編入?大学や専門学校に進学?就職は不利?全部教えます。

中卒・中退

高校を退学することが決まった!

理由は人それぞれだと思います。
問題を起こしてしまった、金銭的事情、出席日数不足、妊娠、行きたくなくなってしまった。
中には退学したことに後悔している人、退学して何ヶ月、何年と時間だけが経ってしまい、現状打破をしたい方もいるかもしれません。

私自身も高校に入り、1年もしないうちに退学をしてしまいました。
理由は単純に出席日数の不足で留年が決まった為です。

  • 挽回は出来るの?
  • なんとか進学がしたい!
  • 将来が不安だ

そんな悩みを本記事で全て解決します。
どんな道にも必ず出口はあるので、まずは悩まず本記事を読み進めてみて下さいね。

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高校を中退した後の進路とは?

では、中退した後の進路として、どのような進路があるのでしょうか。

大まかに3種類です。

主な進路
  • 就職する、起業・フリーランスとして働く
  • 他の高校へ編入する
  • 大学・専門学校へ進学する → 高校を卒業していなくても進学する方法がある!

それぞれ詳しく解説していきます。
興味のある、既に決めている進路があれば、上記目次から飛んで下さい。

就職する、起業・フリーランスとして働く

経験則ですと、一番多いのがこのパターンです。

では、2つに分けて解説します。

就職する

金銭的事情などで退学した場合は家庭の為に就職する方も多いと思います。

ジャンル別で紹介致しますのでご確認下さい。
今回紹介するのは下記の通りです。

  • 職人
  • サラリーマン
  • 事務員
  • 工場勤務
  • その他
〜職人として(建築等作業員)〜

大工、土木、内装、塗装、世の中の建築物は、数多くの職人によって作られています。
また、それを支える人たち(リース屋、鳶職)も多くいる為、出来ることは幅広いです。

体力と技術が必要な仕事でもある為、学歴を必要とされることはあまりありません。
(一部の特殊な技能に必要とされることはありますが、大概は問題ないので気にすることは全くありません。中卒の方や年齢のいった未経験の方というのも非常に多いです。)

どうしても職人というと下に見てしまいがちな方もいますが、大間違いです。

確かな材料や設計に対する知識を必要とする為、働く中で国家資格を取得することも多い仕事です。
サラリーマンとは違い、手に職をもった、絶対に食いっぱぐれない仕事と言えます。

また、現場仕事で体力に自信がない方でも出来る仕事があります。
それが現場管理をする仕事です。
職人を多く雇っていたり、多くの現場を抱えた会社で採用されることがあります。

複数の大きい案件を抱えている会社で現場の進捗を管理し、決められた日数でお客様に物件の引き渡し(工事の完了)が出来るように導く仕事です。
体力ではなく、管理能力や、周りへの配慮、注意力が特に必要とされます。

「独立、起業することも出来る」

これは大きな魅力です。

人手不足に悩む職人の業界にとって、独立している職人、というのはとてもありがたい存在です。
というのも、会社単位で仕事をしていない為に、独立職人の身の振り方はとても自由です。

スケジュール調整も可能であり、自分の生活費さえ稼げれば仕事を減らすことも可能です。
無理に週五日働く必要もありません

また、一日辺りの給料が抜群に上がる可能性が高いです。

通常、お金の流れは、

一般的な商流

客→会社→あなた

という流れになる為、会社の人たち(この場合、現場で働いていない人も含む)や、社長といった人へもお金が渡ることになりますが、
独立することで、

独立後の商流

客→あなた

となる為、直接大きな金額が入ってくるのです。
私の知る独立している人間ですと、

一方で、仕事を貰えなければ働けませんので、それなりに仕事をくれる客(不動産屋、ビル管理会社)であったり、色々な会社の職人(予定がたたない仕事をくれることがある)といったコネを作ることも大事です。
逆に自分が仕事を他に振ることが出来れば、仲介者としてお金を稼ぐことも出来ます。
(逆を言えば、そういったコネがない場合、自分が体を壊してしまった際に稼げなくなる)

何事も下積みが大事ではありますが、独立する人は20代から30代で独立する人が多いです。
早い人は経験2〜3年で独立してしまうこともあります。

大変な仕事ではありますが、その分リターンが特に大きい仕事であることは間違いありません。

職人の仕事の種類については、下記リンクにて網羅しておりますのでよろしければ参考にして下さい。

〜サラリーマンとして〜

まず、一般的に言われるサラリーマンになるのは非常に難しいことである、という事実は受け止めなければなりません。

あなた自身には能力があるかもしれませんが、世の中の会社は非常に多くの人材を候補にかけなければなりません。
決してあなた自身が悪い人材ではなくとも、特に効率性を求めてしまう社会人にとって、高校中退という経歴を精査するよりも、高卒、大卒の人をパッと採用する方が、間違いを犯すリスクが減るのは事実です。
まずはこれを受け止める必要があります。

ただ、不可能ではありません。ルートとしては大まかに2つあります。

  • 派遣社員、アルバイトから正社員登用を目指す
  • 就職活動で勝負する
派遣社員、アルバイトから正社員登用を目指す方法

私も同様の経験があります。

派遣やアルバイトから正社員登用を目指す場合、まず第一条件として、正社員登用がある会社を選んで下さい。
この条件がない限り、正社員採用されることは非常に難しいと考えるべきです。

スーパーや家電量販店、ホームセンターなどのお店であったり、簡易作業の募集をしている会社など、正社員登用が存在するアルバイトはいくらでもあります。

この場合、考慮の対象になることはありますが、働き始めてからの能力や実績が大事です。

即ち、中退歴がある、ということのデメリットよりも現在働いている中でどれだけ役に立っているのか、というメリットを優先する考え方になります。

この考え方は高卒や大卒にとっても同じで、いくら頭がよくても最後に評価されるのは働き始めてからの実績なのです。

実績といっても、難しいことではありません。
売上を伸ばせ、表彰されろ、ということではないです。

本当に会社が採用したい人間とは、
・真面目で常識やマナーが備わっていること
・今任されている仕事が間違いなく(普通に)出来る
の2点です。

いかに普通のことを普通にこなせるのか、ということですね。

ほとんどの会社では、一人の能力者に頼るような経営の仕方はしません。
むしろ、売上を伸ばそう、何か改善しよう、と勝手なことをしてしまえば、経営方針に逆らう人間と見えてしまう可能性もあります。

全部言いなりになる必要はないですが、会社の方針として任されている業務を問題なくこなすことが出来る人材こそが、会社に求められる人間であることは間違いありません。

尚、面接・採用の暁には、必ず将来的に正社員登用を目指していることを伝えて下さい

会社側へのアピールになるだけではなく、あなた自身も時間を無駄にすることにならず、次の身の振り方を想定しやすいです。
もしそこできっぱりと断られてしまう、曖昧な態度が続くようであれば、キッパリ次の仕事を探せば良いのです。

就職活動で勝負する方法

所謂一般的な求人サイトなどを見て就職する方法です。

ただ、闇雲に応募しても意味がありません。
もちろん、応募するのは無料ですので、自分のやりたいことがあるうちはチャレンジするのもいいと思います。

ただ、検索機能を活用して当サイトにたどり着いている方は重々承知かとは思いますが、就職において大切なのは情報量です

求人紙やサイトを見て応募しても、雇用者、つまり会社側が望む人材とスキルや経歴が違えば時間の無駄となってしまいます。

情報を探す術がない時、役に立つのが、就職エージェントハローワークです。

どちらも無料で利用ができ、近年の就職活動においては使用されるのが一般的になってきています。(利用料を支払うのは求人募集を行う会社です)

このようなサービスを使用するメリットですが、

  • あなたが求める条件と会社が求める人材が合致するように求人を紹介してくれる
  • 就職面接でされた過去の質問を教えてくれる(=対策が出来る

この2点に集約されています。

エージェントやハローワークは、過去に面接を受けた人の情報を持っています。
あなたの経歴を理解した上であなたのような人材を求める会社を紹介してくれる為、経歴がハンディになる可能性が少なくなると言えます。

つまり、闇雲に求人応募するよりも、時間を無駄にしない就職活動が出来るのが大きなメリットです。

一方でデメリットもあります。
担当者によっては、早く就職を成立させたいが為に、内定を貰った際に内定を承諾するよう説得してくることがあります。
(転職エージェントは転職成立が営業成績となる為)

ただ、あくまでもあなたの人生ですので、就職活動で一回きりの付き合いの方に気を使わず、面接をした段階で何か違和感であったり雰囲気の違いを感じたらキッパリと断るようにしましょう。

もし不安であれば、最近は会社の評判を調べるサイトも数多く存在します。

「○○○ 評価」(○○○には会社名)
で検索することで、収入や休日数、会社の雰囲気を調べることも出来ますので、気になった会社があれば是非調査することをオススメ致します。

あくまでも中卒、高校中退での就職はマイナスになることはあれど、プラスにはなりにくいことは受け止めるべき事実だと思います。

しかしながら、上記のようにマイナスを限りなく薄める方法がある、ということは是非覚えておいてほしいです。

〜事務員として〜

基本的な手順は、サラリーマンと一緒です。

ただし、サラリーマンと圧倒的に違うのは、就職する前から実戦的なスキルを身に着けた状態で就職活動が出来る点です。
(中卒、中退であることを補って余りある実力が付けられる。)

そのスキルというのが、事務系の資格です。

代表的なものは、エクセルやワードなど、事務作業でよく使用されるパソコンのソフト、職場での振る舞いや常識等を身につけられる秘書検定、そして簿記検定でしょう。
(他にも事務で役に立つ仕事はたくさんあります。)

特にエクセルやワードなどのソフトは、10代・20代で使いこなすことが出来る人は意外と少ない(取り組む人も少ない)一方、しっかり勉強すれば1周間でもそこそこ使いこなせるようになる為、事務希望の人にとってコストパフォーマンスが非常に高いスキルであると言えます。

面接の際に使えることをアピールするのも良いですが、マイクロオフィススペシャリスト、という資格を取得しておくことで、書類応募の段階から「この人はソフトを使いこなせるんだな」と判断され、すんなりと通してくれる可能性が高くなります。

女性の希望者が多い医療事務の仕事も同様です。
学歴不問の求人が数多く存在し、実際に私の知り合いにも中卒で医療事務をしている方が複数存在します。

こちらも医療事務の資格が存在するので、是非取得の上、挑戦してみて下さいね。

〜工場勤務として〜

力仕事、体力仕事、危険な作業もありますが、就労環境が抜群に良いのが工場勤務です。
私も工場を抱える会社の営業マンの経験がありますが、工場勤務の人たちの定時退社、ガッツリ休憩、というあの環境はとても羨ましかったです…

この就労環境が実現出来る理由ですが、機械を使う仕事であることが最大の理由です。

・作業員を事故にあわせてはいけない、という健康管理の点
・工場内全体が一斉稼働するのが最も効率良く動く(数人残業をさせると割に合わない)

といった理由があります。

一方で、前述の通り体力が最も求められる職場の為、学歴は不問であるケースが多いです。

ここで工場に就職する際に是非オススメしたいのが、
大手企業や有名企業の製品を作っている(名前を冠している)」工場です。

小さな工場の場合、安全管理の部分が徹底されていない場合がある一方、有名企業は行政からの指導をキッチリ受けていたり、多くの人間を長い年月雇っている経験から、作業員に無理な仕事をさせません

また、ベースの給料は違っても、「食堂がある、ガソリン代が出る」等、本社のエリートサラリーマンの方々と同じ手厚い福利厚生が存在する会社が多いです。
特に今の時代、同じ会社内で学歴別に違う扱いをすると問題が出る為、この点は徹底しています。

また、工場へ就職する際に求人で必ずチェックしておきたいのが
夜勤があるか(三交代制か)」です。

夜勤がずっと続いたり、夜勤と昼勤を転々とする生活は、体に非常にストレスを与える為、体調を崩す方も多いです。

夜勤の場合は給料が上がることも多く、若い内や体力に自信があれば良いのですが、長く続けると支障をきたす場合があります。

体の弱い方は必ず各求人の募集要項を隅々までチェックし、会社の口コミサイト等で勤務実態を調査した上で就職に望みましょう。
(就職の仕方に関しては、前の方に記述している「サラリーマン→就職活動で勝負する方法」をご確認下さい。手引きは同じです。)

〜その他の職種について〜

ここでは全てを紹介しきれませんが、世の中には学歴が重要にならない数多くの職業が存在します。

例えば、職人にも建築系以外に芸術系の職人(日本の伝統を受け継ぐ仕事)や、ラーメン・うどん・寿司等を始めとした食べ物系の職人もいいと思います。

高校を中退したあなたは高校に通う他の人々よりも技術を身につける時間が増えています。

若い内は飲み込みも早いので、上記のような熟練の技術を要する仕事では特に歓迎されるでしょう。

また、何か一つ技術と実績を習得出来れば、その仕事を元手に別の職場で働くことも出来ますし、独立開業して社長になることも夢ではなく、現実的な選択肢になってきます。

実際に中卒で大成功を収めている人が世の中にどれだけいるでしょうか。
私の周りにも、働き始めてから必死に仕事について学び、社長として大金を稼ぐ人が多くいます。

一度飛び出してしまえばなんてことはありません。

是非、興味が持てる仕事を発見出来たら、後ろ向きにならずチャレンジしてみて下さい。

他にも解説がほしい職種等があったら、是非ご相談下さい。
回答させて頂きます。

起業・フリーランスとして働く

通常、起業は会社での過去の経験やノウハウを活かして行うケースも多く、下積みがないままの起業というのは大きなリスクが付きまといます。

特に若いうちの起業は、アイディアやダイナミックさに関して、ある程度経験を重ねた大人達よりも優位に立てる一方、失敗や活かせる経験が少なく、大きな見落としをしやすくもあります。

そこそこ経験を積んだサラリーマン達は、能力がずば抜けていなくても数多くの失敗や実務の経験値がある為、大きなアイディアや実績を出さずとも大きな失敗はしない、リスク管理の能力があります。これは若い人々では敵わない重要な能力です。
全く別の会社や職業に放り出されても、苦労はするでしょうが、活かせるノウハウの数は凄まじいものです。

ただ、一方でここ数年インターネットを取り巻く環境が大きく変わったことから、ブロガーやYouTuberといったノウハウの整備がされていない職種が現れてきました。

このような職種は、技術や経験の割合よりもひらめきやアイディアが重要視される為、若い内こそ向いている職種でもあります。

Tik TokやTwitter、ラインを活用したビジネスを展開してみるのもいいでしょう。
但し、他の人の真似をするだけではうまくいかないことは念頭に置きましょうね。

もちろん、上記のような仕事でなくとも、インターネットを使いこなして宣伝が出来る、というのは今の10代20代が備えている大きな能力です。

もしあなたに何か起業アイディアがあるのであれば、どんな職種であってもネットの活用をすることを推奨致します。

ただし、一人でいると絶対に学べない「社会人の常識」というものを学べるいい機会ですので、少しでも就業経験を積んだ上で起業を考えることをオススメ致します。

私自身、現在は自営業の身ですが、やはり社会人時代の経験が活かされることは多いです。

全く関係のない職種からの転身であっても視野の広さが全然違います。

「Aについて考えたけど、これを進めたらBはどうなってしまうのか?」
「Cを成功させればとんでもない利益が出るけど、ここが全く詰められてないな、昔の上司ならこういうところ指摘するだろうな」

なんて考え方も身についています。
この経験がなければ、Aのことばかり考えて無駄に失敗を重ねていたでしょう。

「Bに注意をする能力」ではありません。
「Bがリスクになる可能性がある」ということを思いつくのが経験です。

働きながら、資金を貯めながらでも準備は出来ますので、じっくりと進めて行ってくださいね。

他の高校へ編入する

退学後、他の高校へ編入する、という手も良く使われる手段です。

一年間以上通った場合、退学前の高校で単位を習得していますので、この単位をそのまま編入先の高校に引き継いで高校生活を送ることが出来ます。
(単位がない場合は1年生からやり直しとなります。)

下記の通り情報をまとめておりますので、ご確認下さい。

point
  • 通信制高校へ編入
  • 定時制高校へ編入
  • 全日制高校へ編入
  • 18歳での卒業は可能なのか

通信制高校へ編入

編入学する方の内、最も割合が多いのが通信制高校への編入です。

通信制とは、インターネットや郵送等を活用して自宅での勉強によって学習を進めていくもので、様々な理由から通学困難となってしまっている生徒が、通学せずとも高校卒業資格を取得出来るようサポートがしてもらえる制度の高校です。

どの学校も最低出席日数が定められてはいますが、週に1回から、少ないと年4日、という高校も存在します。

しかしながら、最大のデメリットは自宅で学習をする=自発的な学習を求められる点です。

全日制高校の場合、テストで点数さえ取れば負担の授業中は頭の中真っ白でも単位取得は出来るでしょうが、通信制高校はそうは行きません。

家であってもレポートの提出や、インターネットでの課題遂行などは必ず行います。

再テストの機会も全日制ほどはないことも多く、自分で勉強するんだ、という強い意志がなければ続けることはとても難しいのが実情です。
実際に、通信制高校の退学率は文部科学省の発表で全日制高校の5倍程度に登ることがわかっています。

しかしながら、仕事やバイトをしながらでも両立は可能な為、時間の都合を付けながらでも通える通信制高校はいい選択肢になると言えます。

通信制高校の資料は通信制高校相談センター等で請求出来ますので、一度目を通して考えてみるのもいいと思います。

↓通信制高校相談センターはこちら

定時制高校へ編入

定時制高校とは、主に夜間に高校に通える制度を採用している高校です。

昼間に仕事をしながら通う人も多く、高校に行けなかった社会人などが、改めて高卒資格を手にする為に通うこともある高校です。

通信制との違いは、日々の通学があること、しっかりと学校に通って教師やクラスメイトとのコミュニケーションが取れることです。

割合が多いわけではありませんが、社会人の方との交流も出来る、というのは社会について学ぶことが出来る素晴らしい経験になると思います。

もちろん同年代、現役で入学した生徒も多くいますので、心配はありません。

今後の進学を見据えている方や、何かやりたいことが決まっている方が、日中に準備金を稼ぎ、夜は学校で学ぶ、というスタイルで高校を卒業出来る制度になっています。

但し、夜間という時間帯の為、卒業要件となる時間数の授業が出来ない等の理由から、卒業まで4年間を要する場合があります。

入学前に資料請求等を行い、必ず卒業まで何年かかるのかを確認しておきましょう。

全日制高校へ編入

全日制高校(所謂昼間に高校に通う、一般的な高校)への編入学は、とても難易度が高いです。

通常、4月のタイミングで編入する形となりますが、「家族の都合で引っ越しがあった場合」など条件が定められていることが多く、尚且つ生徒数に空きがある場合、と限られており、探すだけで一苦労です。

しかしながら、私立高校であれば受け入れを行っている高校もあります。

特に通信制課程と全日制課程の両方を設置している私立高校では、退学経験者や様々な境遇の学生のサポートに長けている為、安心して相談が出来ます。

中には通信制課程で入学し、途中から全日制課程へ編入、といったパターンを許可する高校もあり、一般的な高校に比べて柔軟性があるのが特徴でしょう。

18歳での卒業は可能なのか?

18歳、つまり現役の年齢で卒業が出来るのか、ということですが、こればかりは退学済の場合、難しいと言わざるを得ません。

というのも、高校卒業の為には、36ヶ月(3年間)の在籍期間が必要であることを文部科学省、つまり国が正式に定めている為です。

もしあなたが退学する前なのであれば、今から編入先の高校の資料を確認して、入学時期のタイミングに合わせて退学をする方法も使えます。

しかし、高校の入学時期は年に1〜2回程度と限られており、尚且つ

願書提出→入学試験→入学

この過程を即日行える高校はありません。

もしあなたがどうしても現役の年齢で進学をしたいんだ、という夢を持っているのであれば、高等学校卒業程度認定試験(高卒認定)、という制度を利用することをオススメします。

本資格があれば現役の年齢で高校卒業要件と同様の条件を満たすことは可能です。
つまり、他の同級生と同じタイミングで専門学校や大学に進学が出来ます。

高卒認定については記事の下の方に記載しておりますので、もし興味があればご参照下さい。

尚、本資格を狙う場合、高校で取得した単位を使うことで一部の合格条件を受験する必要がなくなる為、資格取得まで高校に通い、単位を取得してから試験に励めば楽に取得が可能です。

大学、専門学校へ進学する

中退したからといって今後のことを何も考えていない方ばかりではないと思います。

夢があるから専門学校へ行きたい、憧れのキャンパスライフを贈りたい、青春をやり直したい。
それでも高校へは行けない理由がある。

そんな方々にも進学する方法があります。

下記の通り解説していきますので、ご確認下さい。

point
  • 専門学校へ進学する
  • 大学へ進学する
  • 高校を卒業しなくても進学が出来る資格:高卒認定

専門学校へ進学する

専門学校の大半は、高校卒業資格を必要とします。

しかし、一部の専門学校では高校の卒業要件を必要としない場合があります。

網羅するのは難しいので、もし行きたい専門学校や学びたいことがあるのであれば、
学校ホームページの受験要項を参考にして確認して下さいね。

※専門学校の入学試験には面接を要する場合がほとんどです。
必ず高校へ行かずに専門学校へ行くことを選んだ理由を説明出来るようにして下さい。
(例)早く社会に出て家庭を助けたい…等

もし高校卒業資格が必要であれば、下記高卒認定の記事へお進み下さい。

大学へ進学する

これは不可能です。

法律で大学進学要件が決定されており、一部特殊な事情を除き、中退状態のまま大学へ進学することは出来ません。

しかし、高卒認定を取得することで、大学への進学は可能ですので、下記記載の内容を必ずご確認下さい。

高校を卒業しなくても進学が出来る資格:高卒認定

さて、上記記載の通り、専門学校や大学へ進学するためには、ほとんどの場合高校の卒業資格が必要となることがわかりました。

しかし、高校を卒業せずとも、この卒業資格の要件を満たすことが出来る資格が高等学校卒業程度認定試験です。

本資格は、高校と同程度の学力があることを示す、国で認められた国家試験です。

出題されるのは総じて高校1年生レベルの問題の為、しっかりと対策さえすれば誰でも取得が可能な試験です。

本資格は大学に進学が出来る資格として文部科学省で定められている為、入学出来ない大学はありません。
早慶だろうと東大だろうと受験が可能になるわけです。

私はこの手を使って大学へ進学しました。

内容は高校で習う8〜10科目のテストです。

もし、高校に1年以上通っており、単位を取得したことがある人であれば、取得した単位を使って一部の科目の試験を免除することが出来ます。
(最低でも1科目は受けなければなりませんが…)

もしあなたが本当に進学を志すのであれば、本試験を活用して是非受験にトライして下さい。

尚、独学での合格最短ルートに関しては下記記事にて解説しています。

(オマケ)管理人の経験談

管理人は、高校の中退を経験しています。

また、中退してからの仕事(職人と営業)も、その後現役年齢で高卒認定を取得し、専門学校に進学をすることも、大学へ進学することも経験しています。

そんな曲がりに曲がった人生ですが、今現在、何不自由なく過ごせています。

中退時は職人として、独立など非常に多くの可能性があることがわかりました。
その後営業を経験してみたかったことから、17歳の時から営業も経験しました。
更には勉強がしてみたくなり、専門学校へ通うことになりました。
最後には大学にまで行き、一部上場企業での就職も経験しています。
そして今は独立しています。

一歩間違えれば中卒無職のギリギリの人生ですし、そんな状態でも活路を見出そうとして現在に至ります。

皆さんももし本当に今後に向けて夢がある、もしくは夢をつくりたいのであれば、絶対に諦めないで頑張って下さい。

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