まず初めに、本記事を読まれている方には高校を中退済の人、まだ悩んでいる方、どちらもいると思います。
まず初めに、私自身、高校を1年生の時に中退しています。(詳しくはプロフィール欄参照)
実際に中卒となった中で、どのようなデメリットを感じたのか、具体的に記載します。
高校に行かない、やめる、という選択をした人たちの裏には、色々な境遇があると思います。
もちろん中にはその人達自身に責任がある場合もあれば、周囲の環境の問題ややむを得ない事情もあると思います。
しかしながら、この選択をする以上は向き合わなければいけない現実がある、ということを理解しなければなりません。
もちろん中退した方の中には、デメリットなど全て跳ね返して大成功を収めている人もいるのは事実です。
ですが、一般的に中退するにあたり、どのようなことに注意しなければならないのか、目を通しておくだけでも今後の過ごし方が変わってくるかと思います。
少しでも参考になれば幸いです。
高校中退において気をつけるべき点
私自身、特に重要に感じたのは、この2点です。
- 「中退」という括りはない
- 選択肢が露骨に狭まる
「中退」という括りはない
勘違いされがちですが、高校中退者というのは、あくまでも中卒です。
退学したとはいえ、これまでとった単位やテスト、学校生活が皆さんの中にはあると思います。
しかしながら、その全てが、社会においては無に帰します。
例えば、就職活動の際、「高卒以上」という括りの求人には応募が出来ません。
あくまでもスタートラインは中卒の方と一緒です。
高校に行っていた事実のみを評価する会社はない、ということは念頭におくべきです。
選択肢が露骨に狭まる
私としては、これが一番厄介な問題だと考えています。
もちろん、学歴のみで人の能力を判断することは出来ません。
私自身、とても優秀なのに進学を選ばなかった人、どうやって大学に行ったのか疑問な人、多種多様な人を見てきました。
しかし、社会や求人において、「高卒以上」「大卒以上」という括りが採用され、それが採用において効力を発揮しているのは事実です。
中には専門学校へ行かなければ就けない仕事もあります。
大は小を兼ねる
という言葉があるように、大卒の方は制限を受けずに多くの求人に応募が出来ます。
中卒のみ、高卒のみ、という求人は一切ないからです。
つまるところ、中学を卒業した段階で出来る仕事は、大学を卒業してからでも出来る、ということです。
もちろん、あなたの努力次第ではどんな仕事にでも就くことは可能です。
しかしながら、応募出来る求人が制限されている為に高卒者、大卒者とは違うルートで、大きく回り道をしなければならないことがある、ということをしっかりと理解すべきです。
中卒者が有利になる場合もある
一方で、中卒であることが有利に働くこともあります。
職人等、技術を要する仕事
建築系、芸術系、服飾品などに限らず、職人のような仕事は、経験と知識、技術がものを言う仕事です。
学歴に左右されず、腕っぷし一本で仕事をすることになります。
中には、国家資格を必要とする職業もあります。
10代の柔軟な脳でガンガン仕事の内容を吸収していくのと、20代や30代から始めるのとでは、明らかな差が生まれます。
これは勉強ばかりしてきた人間には出来ない素晴らしい技術だと言えますので、このような仕事に就く場合には是非自信を持ってスキル向上に励んで下さいね。
それでも中退を決めた時には
上記デメリットを理解した上でも、病むを得ない理由がある時には、回り道をしてでもやりたいことが出来ないか、やりたいことがなくても見つけるきっかけが作れないか、というのを必死に考えてみて下さい。
必ずそこにありつく方法があります。
下記リンクでも、中退後の進路について網羅した記事を書いております。
私自信の経験談や、就職、進学、編入学、起業についても網羅した記事なので、よろしければ参考にして下さいね。