就職活動に両親の離婚は影響するのか?選考には不利?実体験レポート

就活(大学)

就職活動時期に入ると自分に関係する色々なことが気になりだします。
両親の離婚もその部類に入りますよね。
選考が不利になるのではないか、と考えてしまうことが多々あります。

私自身、小学生の頃に親が離婚していますので、家庭環境が選考活動に影響するのか、ということは凄く気になっていました。

では、実際にどのような影響を与えるのか、本当に影響はあるのか、実体験を踏まえて解説していきます。

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片親であることはバレるのか?

まず、そもそも片親であることはバレるのか?
ということです。

家族情報を教えるようなステップはない

基本的に、就職活動中(内定前)に家族情報を記載するようなステップを踏むことはありません
例えば、戸籍関係の書類を提出させられる、といったことはまずないです。

実際に、厚労省が採用活動に際して配慮すべき事項としてガイドラインを出しています。

もし求められたとしたらそれは採用活動においてはタブーですので、そういったタブーを犯してまで採用活動を行う会社なのであれば、入社後気持ちよく働けるとは思えません。
早い段階で会社の内情がわかってよかった、程度に思っておくのが良いでしょう。

もう一度言いますが、家庭情報を教えるようなステップはありません。

身辺調査はある?

こちらも先述の通りで、「一般企業」では通常ないです。

しかしながら、警察や金融機関(銀行・証券会社)等、一部個人情報を取り扱う企業・機関においては、個人情報が参照可能であり、影響する、という話もありますね。
とはいえ、金融機関においては信用情報含めて家族情報を含めて開示することは出来ません。仮に出来たとしても信用情報開示に履歴が残りますし、勝手に開示したとなれば大問題です。金融機関がこういったことを行うことはないでしょう。
仮に参考にするとしたら就活生本人の借金歴の方だと思います。

私は上記の類の企業は受けませんでした。
というよりも、候補から外していた、というのが正しいところです。

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面接で聞かれることはあるのか?

では続いて、どストレートに面接で聞かれることはあるのか、という点です。

家族構成を聞くことはタブー

先程も記載した通り、家族構成を聞くことはタブーです。
家族構成を聞くことが当たり前だったのは昔の話です。
特に今はこういった話題に対して企業は特に慎重に対応するところ(会社自体の評判が落ちることにも繋がりかねない)ですので、本人の関係するところではない質問を行うことはご法度とされています。

実際は聞いてくる

しかし企業もこういった情報は気になるのか、家族構成に関しては一部上場の大手企業、ホワイト企業と有名な企業、中小企業、分類関係なく全ての企業が比較的高確率で聞いてきます。
ざっくり3割程度、2次審査に進むと半分程度は聞いて来ます。

とはいえ、企業側もストレートに聞いてくることに躊躇しているのか

「家族構成を教えて下さい。」

といった直球の質問ではなく、あくまで雑談の過程で、ライトな感じで
ご両親はなんのお仕事をしているの?
といった情報を遠回りしながら探ってきます。

「答えたくなかったら答えなくても大丈夫です」
という一言を添えてくることもありますが、片親がバレることよりも質問に答えない方が内定獲得に影響するのは一目瞭然ですよね。

というわけで私は聞かれたら正直に答えていました。
この質問に関してはブラック企業・ホワイト企業関係ありません。
結構多くの企業が聞いてきます。

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採用への影響は?

とはいえ、どれくらい採用に影響するのかは気になるところですよね。

「ほとんど」影響はない

私自身、選考に落とされた理由を知る術はありませんが、体感で家族構成が影響したな、と思える面接はほぼなかった、と断言出来ます。

実際に内定は多々頂けましたし、むしろ選考は他の同級生と比較してもうまく行ったと断言出来ます。

片親を嫌がる企業に行く必要はない

ほとんど」としたのは、一部企業で露骨に嫌な反応(明らかに表情に出てる)をする企業があったためです。
とはいえ、そんな会社は数十社受けて1〜2社あったかなぁ、程度のものだったので、気にするレベルではありません。

むしろそういった家庭環境で差別をするような会社だったとしたら「行かなくて正解だった」と思うのが正しいと断言出来ます。
仮にこういった嫌な反応をする企業が大多数だったとしたら我慢しなければいけない場面も出てくる可能性はありますが、数十社の内の1〜2社程度の少数派である以上こちらから切り捨てられる範疇です。

気にする必要はありません。

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対策はしておいた方が良い

あの手この手で家族構成を聞いてくる以上は、こちらとしても対策を打たねばならないことは明白ですので、私はどう聞かれても良いようにある程度対策は打っていました。

そもそも何故家族構成を聞いてくるのか

もちろん家族構成や親の離婚なんて本人には関係ない!と自信を持って大勢の人たちにアピール出来ればいいのですが、実際に片親になることで多少本人の人格等に影響を与える、という話自体は、事実であるかどうか関係なくなんとなく多くの人達の頭の中にある話です。

事実として関係なかった、ということが発覚していたとしても、一度周知された事実をなかなか覆すことは難しい為、ある程度は(実際にはなかったとしても)偏見があるかもしれない、という可能性を持った上で就職活動に励む必要があります。

また、そうは思っていなくでも、あなた自身の人物像(良いところ悪いところ含)を知る為にあの手この手でエピソードを引き出すのも人事の役割ですので、あくまでもその手法の一環として、なんの気なしに聞いてくる人もいる、というのが現状です。

聞かれたら自信を持ってすんなりと答える

大前提として、面接においての言い淀みはこの質問に関係なくまずいですよね。
特に自分の家族構成は一部の環境下を除き、通常誰もが知っていることで、すんなりと言えるはずのものです。
ここで言い淀んでしまうことで、片親であること以上に「何かまずいことでもあるのかな」「会話が苦手なのかな」なんて邪推されてしまったらマイナスにしかなりません。

まずはハッキリ、明るく、自信を持って答えること、これが一番です。

親子仲良好アピールはしておく

まず、片親であることを話すと、
「じゃあお母さん(お父さん、もしくはあなた自身)大変だっただろうねー」
なんてことを定型文のように話してくるのが大多数です。

もちろん悪意はないでしょうし、こちらとしても(実際のところどうだったにしても)親子仲が悪いというよりは親子仲が良いと言った方が印象がいいのは明白ですので、
「親と協力して〜」とかなんとか言って自分がプラスに見える親子エピソードをスパッと話せるようにしておいた方がいいです。

企業の選考基準になかったとしても、親を大事にする子供は印象がいいです。

point:苦労から立ち直ったアピールに使える

基本的に、人生の一つひとつをいかにアピールに使うかが重要です。
よくマイナスポイントを如何にプラスに転換してアピールするかが大事、と言われますよね。

考えすぎな性格
物事をよく考えて行動出来ます!

落ち込みやすい
失敗をしっかりと反省することが出来ます!

こういった手法は、マイナスからでなくてもなんてことない一つのエピソードからでも無理くり生み出すことは可能で、片親家庭でも同様です。

金銭的に厳しい状況下で育って来たのであれば、進学の為に多少学校生活不意にしてでもアルバイト等頑張ったエピソードがあれば、
長期的に目標(進学)を立てて達成の為に努力(バイト)をすることが出来ます!
というアピールも出来ます。

とはいえ、マイナス環境でも何かしら工夫したエピソードであることが大前提
苦労しているところからの脱却は、会社においても再現性が高く、採用担当はこういうエピソードが大好物だったりします。

小さいことでも構いませんので、マイナス状態から何か工夫したエピソードがないか、振り返ってみて下さい。

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物事は都合よく考えよう!

就職活動において、デメリットとメリットは表裏一体です。
企業が好む人材像に如何に近づけられるかが大事ですし、プラスに転換しても企業に合う合わないがあります。

片親であることを理由に就活がうまくいかない、なんてことはまずありえませんし、ここまで書いてきた手法を活用していけば、あとは単純に企業に合う合わないだけです。

逆にPRポイントとして考えて行動することで、合う企業はたくさん出てきます。

是非、「都合よく」物事を捉えて就職活動を続けていきましょう。
頑張って下さいね!

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